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「Bento Box」ランチとどこか懐かしいようで美味しい♡ブラジルのお菓子「Pacoquinha」の話

-Photo by Djalma Paiva Armelin from Pexels

お茶が「Bento Box」ランチに

最近、少々落ち込み気味の私のブラジリアン・フレンド。

スイーツでも食べながら、美味しいコーヒーを飲めば少し気分も晴れるのでは?と思いお茶に誘いましたら、仕事の都合でランチ時間を逃してしまったため物凄くお腹が空いていると。

カフェに向かう車の中で突然、私が以前彼女に話していた韓国人経営の日本食レストランに行ってみたいというから、お茶は止めてレストランに行くことに。

アメリカの日本食レストランへ行けば、大概メニューにある「Bento Box」。

彼女は生魚が食べられないので、それが入っていない種類の”チキンカツBento ”をおすすめしました。

アメリカに住む米国人が好きな日本食メニューの定番に、”TERIYAKI”チキンがあるのですが、こちらの照り焼きソースはとにかく甘いものが主流なんですよね。

彼女は甘い味付けが苦手×

九州出身の私からいわせると彼女の舌は関東人。

ですから、アメリカ流の”TERIYAKI”うんぬんは彼女には無理だと思いチキンカツ弁当に。

「Bento Box」の内容はBento(弁当)というよりも、日本でいうところの定食ですね。

右の写真が「Bento Box」ですが、これに枝豆とお味噌汁が付いてきます。

彼女にとっては人生初のお味噌汁、枝豆にチキンカツそして野菜の天ぷら。

枝豆の食べ方に戸惑っていたようですが、味は好きだと言っていました。

枝豆も既に「EDAMAME」と表示され、こちらのCOSTCOなどで冷凍されたものが販売されていますから、日本食好きなアメリカ人の間では知られているアイテムではあります。

「日本」について知識を深めてゆく友人

ま〜しかし彼女、Bento Boxはどれも美味しい!!!と絶賛の嵐でした。

前回の「KURA SUSHI」といいアジア系カフェといい、どんどんアジアの味に目覚めてゆく彼女を見ているのは喜ばしい♪

彼女は味覚や行動を起こす事に関しては、非常に慎重で保守的な人。

ブラジルにある日本食レストランには、挑戦してみた事がなかったらしい。

出会ったばかりの頃、彼女が日本のことについて得ていた情報といえば

・寿司は中国の食べ物
・一人っ子対策をしていた
・中国、韓国、日本は同じ言語を話す

くらいのもの。

全て見事に間違った情報ね。

日本に住んでいる友人たちを基準にすると、随分私って日本人じゃないなと感じることが多いのですが、他のお国の方々といるとめっちゃ日本人だな私と思う。

そしてやはり、アジア人とは共感できる事柄が多い。

そんな私を通してですが日本の知識や文化、日本食を学んでいく彼女。

これから先が楽しみ♪

差し当たっては、まずお箸の使い方をマスターするそうです。

ブラジルのお菓子「Pacoquinha」

彼女を”石橋を叩いて渡る人”と例えるなら、私は”暴虎馮河の勇”の人。

歳を重ねると、さほど新しいことに挑戦する事もなくなるため、”暴虎”のような出来事に遭遇することなく、無謀な事柄からも遠のいております。

食い意地が張っているのか食べ物は特に、いろんな国の物を食べたいと思っていて。

彼女とブラジリアン・カフェやレストランに行こうという計画はあるのですが、この辺りにないんですよね。

1件だけありましたがなくなってしまって。

ブラジリアン人口も少なく、ここにはブラジルのスーパーやカフェ、カジュアルなレストランもありませんから、彼女はフロリダに旅行するのが大好き。

フロリダにはそこそこ大きめのブラジリアン・コミュニティがあり、本場ブラジルの味が食べられるレストランにブラジリアン御用達の洋服屋さん、それにスーパーもあってその辺りでは100%ポルトガル語が通じるのだとか。

日本人に当てはめると、西海岸でいうところのLAにあるトーランスとか、オレンジカウンティといった場所なのでしょう。

それぞれに、英語が話せなくても母国語のみで生きていけそうな羨ましい地域。

しかし、私たちは今のところここに生活の基盤があるのです。

そんな訳で、彼女がフロリダのブラジリアンスーパーから買ってきた、彼女の超☆お気に入りのお菓子をいただきました。

甘く味付けされたピーナッツの粉を固めたお菓子「Pacoquinha」。

私には彼女が”パソキニャ”といっているように聞こえます。

これが香ばしくてとても美味しかった♡♡♡

初めて食べるのになんとなく懐かしい味なんですよ。

この「Yoki 与喜」というブラジルの食品メーカー会社、気になったので検索すると、元は日本人移民である北野ヨシゾウさんが創設した会社でした。

「Yoki」はYOSHIZO KITANOの頭文字を取り名付けられたそう。

なんだか感慨深いものがあります。

名前は少々異なりますが、楽天サイトでも見つけました。

こちらは「パソキッタ」。

彼女に画像を見せると”全く同じものよ、ただパッケージに入っているかいないかの違い”だそうです。

やさしい甘さの「Pacoquinha」はコーヒーとも抜群の相性。

それでふと思い出した日本のお菓子が「きなこ棒」。

私が食べたことのある「きなこ棒」に、胡麻が配合されていたかどうか思い出せないのですが、とても香ばしかったのでこれだったような。

「きなこ棒」食べたことのある方にはわかると思いますが、やわらかくてもっちりとした食感と、香ばしさが癖になるお菓子。

「Pacoquinha」は一口食べると粉が舞い落ちるほど、パラッと乾燥していますけどね。

ブラジルのお菓子に興味のある方、ピーナッツ系のお菓子が好きな方はぜひお試しください!

最後に

慣れない土地で、生活の基盤が整うまで右往左往している人に、私の出来る範囲で、手を差し伸べることができるといいなと常に思っています。

私も今まで、いろんな人達から手を差し伸べられ助けられて生きてきたので。

頼られる力があまりにも強いとバッサリ切り捨ててしまう事もあるんですけどね。

なんでも、ほどほど♪

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