-Photo by Clem Onojeghuo from Pexels–
Amazon USAのプライム・ビデオより「American Fiction」を観ました。
この作品は、アメリカの作家であり英語の特別教授でもあるパーシヴァル・エヴェレットによって執筆された、小説「ERASURE」を元に作られたコメディ・ドラマ映画。
監督・脚本を務めたのは、TVドラマ「Watchmen」の脚本を手掛けたコード・ジェファーソン。
この作品が監督としてのデビュー作との事。
「American Fiction」はいろんな賞を獲得しています。
この映画を観て思ったのは、”ステレオタイプ”って世の中の消費者側に届けるには、格好の戦略なんだろうけど、ステレオタイプにイメージ付けされた人で、それと自分が違う場合に戸惑うものだと。
私も一般的な日本人のイメージと中身は多分、別の人だもの。
顔はアジア人そのものだけど。
ですが、そんな私もステレオタイプに基づいたイメージで人々を見ている。
そんな思いは打破したいと常々思っているけれど、なかなかマインドをコントロール出来ない。
もちろん、その人物と会って実際話したりすれば、勝手に作り上げたイメージはどこかへ飛んでいくのですが。
それで、主人公のモンクを演じたのは、アメリカ俳優のジェフリー・ライト。
適役でしたね。
ダイレクトなコメディ・ドラマではないのですが、柔らかな雰囲気のなか確信をつきつつ、でも暖かな感じが漂う映画好きです。
相手役のエリカ・アレクサンダーも良かったな。
あらすじ
ある挫折を味わった黒人の小説家モンクが、攻撃的な表現に頼った“ブラックエンタテインメント”が利益を得る現状にうんざりし、自らも冗談で突飛な黒人小説を執筆するブラックコメディ。モンクは酔った勢いで黒人のステレオタイプを取り入れ、自分自身をパロディした模擬回顧録を書くが、その本は世間でたちまち大人気となってしまう。
引用元:映画 ナタリー
公開日:2023年9月8日(トロント国際映画祭)
監督:コード・ジェファーソン
原作:パーシヴァル・エヴェレット『ERASURE』
脚本:コード・ジェファーソン
出演者:ジェフリー・ライト、トレイシー・エリス・ロス、ジョン・オーティス、エリカ・アレクサンダー、スターリング・K・ブラウン、アダム・ブロディ、他
音楽:ローラ・カープマン
「アメリカン・フィクション」英語版 予告編
最後に
コメディ映画だけど、やはり深い。
とても良い映画でした。
興味を持たれた方はぜひ!
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