The Irishman「アイリッシュマン」(2019)

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-Photo by Gil Silberman from Pexels

米国のネットフィリックスより、11月27日に配信されたクライム映画「The Irishma」を見ました。

この作品は、チャールズ・ブラントによって書かれたノンフィクション小説「I Heard You Paint Houses」が映画化されたもの。

監督を務めたのは、ご自身もイタリア系アメリカ人であり、イタリアン・マフィアの世界を描いた作品が多いことでも知られる、マーティン・スコセッシ。

スコセッシ監督の作品で、私が印象に残っている映画は「タクシードライバー」「ディパーテッド」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」。

TVドラマでは、HBO製作の「ボードウォーク・エンパイア 欲望の街」。

今回の「The Irishman」で主人公のフランク・シーランを演じたのは、スコセッシ監督の作品にもたびたび出演されている、有名俳優のロバート・デ・ニーロ。

3時間半という長いストーリーを見てゆく上で私が混乱してしまったのが、登場する俳優陣はほぼ、イタリアン・アメリカンなのにその中でロバート・デ・ニーロとアル・パチーノがアイリッシュ系アメリカ人を演じているということ。

アル・パチーノ演じる”ジミー・ホッファ”は父親がドイツ系、母親がアイルランド系だったらしいですが。

とても重要なポイントなのに、私は見ている途中で気づいたという。

以前にも述べましたが、私はイタリア語アクセントの英語を聞くのが大好き。

TV番組「ボードウォーク・エンパイア」に出演されていたボビー・カナヴェイル、スティーヴン・グレアムやイタリア系マフィアの物語、「ザ・ソプラノズ」に登場していた俳優陣の顔ぶれが見られたのも良かった。

しかし、スティーヴン・グレアムって「ボードウォーク・エンパイア」ではかの有名なギャング、アル・カポネを演じていたにもかかわらず、実生活で彼の父親はジャマイカ系イギリス人、母親はスウェーデン系イギリス人。

いくらイタリア語アクセントの英語が好きとはいえ、アクセントの演技は全く見抜けない私であります。

そんな事ですが、今回はイタリアン・マフィアの中で生活を続けたフランク・シーランの半生を描いた映画、「アイリッシュマン」のあらすじを少しだけご紹介します!

ぜひ、今後の映画選びのご参考までに♪

あらすじ

老人ホームで車椅子に座り、過去の出来事を語り始める高齢のフランク・シーラン。

フランクは1950年代、アメリカのフィラデルフィアで食肉を運ぶトラックドライバーとして生活を営んでいた。

ある日、道端でトラックが故障してしまい、修理のために立ち寄ったガソリンスタンドでラッセル・ブファリーと出会う。

数日後、バーで”レイザー”と呼ばれるイタリアン・マフィアを紹介されたフランクは、彼が運ぶ食肉の一部を彼らに販売したいと申し出る。

それは正規の販売ルートを通さず転売する”横流し”だった。

そんな日々を送る中、イタリアンマフィアに気に入られたフランクは、ついにトラックを空のまま配達して訴えられ裁判にかけられる。

そこで出会った弁護士の従兄弟は、あのガソリンスタンドで出会ったラッセルであり、運命的な再開を果たしたフランク。

フランクは、第二次世界大戦中にアメリカ兵としてイタリアで4年戦った経験を持ちイタリア語が堪能だった。

イタリア系アメリカ人であるラッセルは、そんなフランクを気に入りある仕事を与えるのだが・・・。

公開日:2019年11月27日(日米同時配信)
監督:マーティン・スコセッシ
原作:チャールズ・ブラント「I Heard You Paint Houses」
脚本:スティーヴン・ザイリアン
製作:トロイ・アレン、ジェラルド・チャマレス、ロバート・デ・ニーロ、ランドール・エメット、ガストン・パブロヴィッチ、ジェーン・ローゼンタール、マーティン・スコセッシ、エマ・ティリンジャー・コスコフ、アーウィン・ウィンクラー
製作総指揮:リチャード・バラッタ、ジョージ・フルラ、ニールス・ジュル、ジェイ・ステファン、チャド・A・ヴェルディ、ベリー・ウェールズ、タイラー・ザカリア
出演者:ロバート・デ・ニーロ、アル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル、レイ・ロマーノ、ボビー・カナヴェイル、アンナ・パキン、スティーヴン・グレアム、他
音楽:ロビー・ロバートソン

「アイリッシュマン」日本版 予告編

出典:Netflix / YouTube

最後に

この原作のタイトルになっている「I Heard You Paint Houses」の”Paint Houses”の意味は、マフィア用語で”人を殺す”という意味らしいですよ。

物騒、物騒。

しかし、アイルランド系でありながらイタリア語が話せるフランクが、イタリアン・マフィアの世界で生きるというストーリーに妙に共感を得ていた私の夫。

”マフィア”という事を省けば、夫も日本語が話せてプライベートでは日本人と交流を持つことが性に合っている、というところがフランクと重なったらしい。

珍しいとは思いますがそんな見方もありますね。

3時間半と長いので途中、休憩を入れつつ見る休日の娯楽に丁度よい映画でした。

マフィアもののクライム映画が好きな方、ロバート・デ・ニーロやアル・パチーノ、その他の俳優陣のファンの方におすすめの映画です!

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