-Photo by Tembela Bohle from Pexels–
地元の旧友からのLINEでとても懐かしい友人の名前を聞いた。
子供の部活を通じて、何十年かぶりに彼女と遭遇したのだとか。
ずっと地元で暮らしているとそういう偶然もあるだろうな。
”懐かしい友人”Dは高校の同級生。
私の幼馴染をはじめとした友人達は皆、同じ高校に通っており。
体育会系の部活をバリバリやっていたDは、高校生の頃からスタイルがよく、どちらかというと一匹狼的な女の子。
同じクラスになり、存在を知っただけで特に親しくなった訳ではなかったけれど、女子校だった事も手伝って私の初恋のような片思いの恋バナを、私が心を許した友人たちの前で報告するたび、楽しそうに聞いてくれていた。
彼女と仲良くなり、毎日のように遊び始めたのは社会人になってから。
高校卒業後かなり久しぶりに再会したのは、共通の友人を通しての飲み会か同窓会だったと思うのですが、そこら辺の記憶は曖昧。
私が勤めていたデパートとは違うデパートに勤めていたけれど、同じアパレルの販売員という事で、気が合ったのだと思う。
その時のDは仕事でのストレスを抱え、新しい何かを始めたいという欲求で一杯だったように見えたので私が当時、夢中になって遊んでいた地元のクラブへ誘いましたら、彼女もハマり。
Dは特にレゲエに惹かれた。
あの頃、私も初めて「レゲエ」という音楽に出会いました。
私の地元とレゲエの相性は、気候や土地柄のせいもありとてもいいと勝手に思っている。
私たちは時にはお揃いでコーディネートした服を着て、クラブへ出掛けとにかく派手に、豪快にその場を楽しみました。
常連となった地元のクラブでは、店員や音楽を提供してくれる全てのジャンルのDJ達とも仲良くなり、面白い事もたくさん起きて、Dも私もお腹か抱えてたくさん笑った。
当時の写真を見ると、とにかく楽しかった様子が手に取るようにわかる。
それで、実家と勤務先が割と離れていたDは、よく私の実家に泊まっていて。
実家は、よく友人が来ては泊まっていく家でもあり。
祖母は私の友人が来ると大概いつも食事を振る舞い、歓迎してくれていましたね、田舎ならではなのかな。
ちなみに母の場合は、友人達をレストランに連れて行ってくれ食事を奢ってくれるのが常だった。
しかし、社会人になりしばらく経つというのに、Dの素行の変化を心配した彼女のお母さん、何度も私の実家を訪れその度に祖母が対応。
きっと、いつまでたっても子供は子供で心配だったのでしょうね。
祖母と話した後は、Dのお母さんも多少は安心した様子ではありました。
私の祖母はとにかく厳しい人でしたが、私が成人して社会人になると、何をしようと怒ることはなくなっていて。
取り合えず、朝方まで飲んでお酒が抜けて無くても、時間には起きて（もしくは家に帰りシャワーを浴びて）必ず仕事には出かけていたからだと思いますが。
そこが私のその頃のモットーだったというか、何かの境界線だったといいますか。
どんなにはしゃいで酔っ払っても時間がくれば職場には行き、仕事してるっていう。
Dも同じ。
体力もあったんですよね。
私の”職務経歴書”を引っ張り出し調べてみると、狂ったようにDと遊びに出かけていた青春時代は1年弱しかなかった。
私は会社に東京への移動を申し出て、幸運にもそれが通り引っ越す事になったため。
連絡は取っていたと思いますが、Dが東京に遊びに来ることはありませんでした。
その後は音信不通状態に。
お互いまだ若くいろんな可能性を秘めており、目の前にある事をこなしていく事だけに、とても必死な時代でしたよね。
何年も前に地元に里帰りした際、共通の友人からDは地元で結婚して、子育てをしていると聞き、幸せに暮らしているようで良かったなと思った記憶があります。
彼女は昔から地元愛が深かった事は覚えている。
旧友に次、Dと会うことがあればよろしく言っておいてねと伝えましたが、彼女はどんな反応をするのだろう。
私の事を思い出してくれたら「あの頃、多少狂っていたけど楽しかった」と、ポジティブな記憶で残っていれば嬉しいんだけどな。
恥ずかしかったり、嫌な思い出もあるにはあるので。
最後にDと当時のクラブのダンスフロアで、たくさん踊ったり聴いたりした曲をレゲエにしぼり貼り付け、本日はこれにておしまい♪
Aswad – Best Of My Love
Janet Kay – Silly games
Shabba Ranks – Housecall (Your Body Can’t Lie to Me) ft. Maxi Priest
Maxi Priest – Wild World
Bob Marley – No Woman, No Cry
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