「旧原宿駅」の思い出
いよいよ原宿駅旧駅舎の解体が始まるんですね。
遠巻きにまじまじと駅を見るのはかなり久しぶりですが、なんだか名残惜しいですね。
出典:「クウネル」公式アカウント(@kunel_magazine)/ Instagram
思い起こせば旧原宿駅を初めて見たのは高校の修学旅行の時。
通り過ぎるバスの窓から見ただけで、降り立ってはいないんですよね。
生まれて初めて原宿駅を利用して、竹下通りを歩いたのは20歳を過ぎ上京して、母親と東京観光したときではなかったかな。
その後、私が勤めていたブランドの事業部の本部が千駄ヶ谷に移ったため、会議が行われる日は原宿駅を利用していて。
電車から降りたら、階段のない反対方向に向かって歩いてしまい、恥ずかしい思いをしたことが何度もあります。
早朝の原宿駅はいつも全く混雑しておらず、竹下通りにあったマクドナルドでコーヒーを飲みながら活動していない頭の中を整理。
時々、ここでは他の店長とも会ったので、お互いのショップの近況報告をしながら静かな竹下通りを歩き、本社へと向かう。
100%ではないけれど、ほぼ女性ばかりで行われる熱のこもった会議の後はランチを済ませ即、売り場に戻るのですが考え事をしながら歩いていると、こないだ行ったクラブで仲良くなった人がチャリンコで前をふ〜っと通り過ぎる。
目が合って多分、お互いに「あ」と思っていて少し楽しい気分になる。
そんな日常が私の思い出の中にある旧原宿駅。
新しい原宿駅ってまるでどこかの市役所の建物のようですが、せめて使い勝手が素晴らしくいいとか、他にも何か良い理由とか事情が?
でなければ、あんなに雰囲気のあるレトロな佇まいの日本を代表する駅の一つを、わざわざ取り壊す理由ってなんでしょう。
ずっと疑問です。
「キョンキョン」♡全曲サブスク解禁
そんな中ですが、米国でも8月21日から俳優で歌手でもある「小泉今日子」さんの曲が全曲!サブスクリプション解禁になりました!!!
といっても私は、Apple Music(有料)とSpotify(無料)以外利用していないので、その他の事情はわかりませんが。
キョンキョンの曲は特にアルバムの曲にお気に入りが多く、ふとした時に無性に聴きたくなるんですよ。
私のキョンキョンコレクション♡
熱心なファンの割にCDの数が少なめですが。
去年かな?Amazon USAからも「今日子の清く楽しく美しく」を購入。
久保田利伸さんが作曲した「NUDIST」と「教会の前で」がどうしても聴きたくなりました。
KUBOTAがデビュー前に音楽を提供した作品です。
CDの配送に結構時間が掛かったので、愚痴ると夫がもう1度注文をしてくれて2枚あります。
一応ね、中学生の頃からファンでレコードも何枚か持っていましたが、引っ越しするたびに処分してしまったので。
若い方はご存じないかと思いますが、小泉今日子さんは私たちの時代の超人気アイドル。
地元にもコンサートに来てくれて、私は幼なじみや友人たちと2度行きました。
ずば抜けて可愛くてお洒落なファッションは当時、当然みんなが真似ていて。
そしてその時代、大人気だった少女漫画コミック「別冊マーガレット」、その中でも人気のマンガ家いくえみ綾さん(今も人気)が描く物語の中で、キョンキョンの歌詞が拾われてたりしていたから共感度や好感度は更に倍。
キョンキョンは”アイドル”でしたけど、私たちが大人になっていく、時代が変わると同時にファッションや音楽も常に新しいものを魅せてくれていたので、いつまでも好きでいられた。
常に、その時代に注目されているブランドやアーティストの方とタックを組んでいましたし。
キョンキョンがそれだけ、クリエイティブなアーティストの方々に求められているんだろうな〜(と思っていましたが、それは全てキョンキョンご自身の選択だったのだと後に、こちらの本を読んで気付きました。)
私にとって小泉今日子さんは、”滅茶苦茶かわいいアイドル”から”カッコいいお姉さん”になり、今は”素敵な女性像”。
ここに来て、まだキョンキョンの曲が聴きたくなる理由は、他のアーティストの曲と違い、キョンキョンの音楽を聴くと私を取り巻く空間がまるで日本になるから。
全く日本に里帰りしなくても平気な私でも、ホームシックっぽくなる時はあるんですよ。
他の日本のアーティストの音楽には、既に私の”アメリカ”がちょいちょい宿っている。
でも、キョンキョンの曲にはピュアな日本しか宿っていないので。
それからキョンキョンの曲は、YouTubeでも気軽に聴けないものが多かったから、まだまだ欲しいCDがあると考えていたところへ、今回の全曲サブスク解禁!は嬉しかった。
まず藤原ヒロシさん、屋敷豪太さんがプロデュース、東京スカパラダイスオーケストラも参加している「No.17」は当然、今の時代にここでも聴けて嬉しい♪
それから、アイドル時代の曲も意外に好きな曲が多くて。
作詞家の康珍化さんや詩人の銀色夏生さんの創り出す詩が基本的に好きな私は、お二人がアルバムに参加し始めた「WHISPER」「Betty」から、キョンキョンのアルバムを好んで聴くようになりました。
この時代は、LPをレンタルレコード屋さん借りて、カセットテープにそれをダビングして聴く時代ね。
最後に
本当に取りあえず嬉しくて現在、家事の最中のBGMはずっとキョンキョン。
他にも好みの、新しい音楽を聴くチョイスはいくらでもあるのですが、懐かしの歌がこちらでも手軽に聴けるようになると、ついついそちらを最優先させてしまい夢中で聴いてしまう。
私が昔の人ですからなかなか新しい音楽に馴染んでいかない。
馴染んでいかないのは、曲に思いが宿る暇がないからでしょうけど。
どんなに素晴らしい音楽の評論家から、太鼓判を押されおすすめされる大層な曲も、自分自身の思いが宿らなければ何度も聴きたいという気持ちにはなれないのだなと今更ながら。
今回はそんな事です♪
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