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先日、久しぶりに新婚さんカップルに出会い、妻であるアジア人女性から悩みを打ち明けられたんですよね。
今は私を含め、周りに新婚さんがいないので全く聞かなくなりましたが、昔はよく聞いていた話です。
きっと、一般的なアメリカ人男性と結婚されたアジア人女性が、ほぼほぼぶち当たる最初の壁がこれなのかも、と思いブログに残してみようと思いました。
「親孝行」的な文化が伝わらない?
結婚してまだ日が浅い私の友人は、チャイニーズ・アメリカン。
彼女の旦那さま、私と私の夫と4人で食事をした時のお話です。
彼女のご両親は、台湾からアメリカに移住された1世で、彼女の生まれと育ちはアメリカ。
ただ、学校は中国系の学校を小学校から大学まで出られたそうで、英語はネイティブな上に、北京語、広東語が流暢に話せます。
旦那さまは、地元で普通に育ったアメリカ人の方で、年齢は彼女と同じくらい。
レストランは混み合っていたので、テーブルに座るまでの間、多少の待ち時間がありました。
その際、夫は夫、妻は妻同士で待つことになり、その間に彼女から悩みを打ち明けられたのでした。
それは、旦那さまから彼女への苦情なのですが、その内容がこちら。
①彼女が彼女のご両親の世話を焼きすぎる
②彼女のご両親は、夫婦の事に干渉し過ぎる
③家族や友人と話す会話は全て英語にして欲しい
というもの。
サッと読んだ感じでは、旦那さまって結構イヤな人なのでは?と思いがちですが、一般のアメリカ人男性からすれば、アジア人の親子関係に対する愛情表現は、理解しづらいものです。
それは、文化の違いから。
③は、アジア人妻に限らずでしょうが、アメリカ人が外国人と結婚した場合、その妻の国の言葉を自分が話せないと、自分の前で妻や家族、友人が妻の母国語で話す事を嫌がります。
理由は、だいたい「自分の悪口を言われているのでは?」と不安になるからだそうです。
友人のお母さまは、全く英語が話せないため、娘を頼りにいろんな事で”ヘルプ”の電話をかけてくるのだそう。
彼女からすれば、「娘は彼女にとって自分一人だから、出来る限りのことをしてあげたい」とのこと。
しかし、旦那さまからすると「僕の妻をこき使って」と自分の妻を労っているのか、ヤキモチなのか、よく機嫌が悪くなるそうで。
旦那さまがアジア人だったら、「親孝行の娘をもってご両親も幸せ」なんて妻を褒めたくなるところなのでしょうけど。
私はアジア人なので、彼女の気持ちはとても理解できます。
家族と一つ屋根の下で住んでおり、四六時中一緒に過ごしているならまだしも、たまに電話で”ヘルプ”を求められるくらい、いいじゃない?と思います。
ただ、夫婦の中を円滑に保つための解決策はひとつしかないと思うのです。
些細な事だからとか、自分が少し我慢すればいいだけという事で流してしまわず、時間をかけ、アメリカ人である夫に「自分が育ってきた文化とはこういうもの」という事を教えていくこと。
そして、お互いの歩み寄れるところまで歩み寄り理解を深め、家族になってゆくほかないですよね。
③に関しては、「母国語を話すことで私はストレスの発散をしてるから許してね。」となどと、やんわり断りを入れておくのが、新婚生活のうちは良いですね。
ですが、夫婦生活が長くなるにつれ、旦那さまも気にならなくなってくるはずです。
最後に
我が家は、結婚して17年目を迎えます。
荒波にのまれそうになるときもありましたが、なんとかここまでこれました。
夫と妻がどこの国の方でも、夫婦生活にはいろいろありますよね!?
お互いがハッピーであるために、これからもがんばっていきましょう♡
現在、文化の違うお国の方と恋愛中で、結婚をお考えの方がいらっしゃったら、ご両親ともよく話し合いを重ねて、今後の人生を決めていただきたく思います。
老婆心ながら。
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