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-Photo by Yaroslav Shuraev from Pexels–
気持ちが落ち込んで眠れない日もあったので、年末フラリと立ち寄った紀伊國屋書店で気分転換になるかも、と久しぶりに買った林真理子さんの小説「我らがパラダイス」。
我らがパラダイス
林真理子さんの本は、幼なじみが割と好んで読んでいたので若い頃、結構読んだと思う。
文章は読みやすく、女性目線の話、それも年代の近い人々の話だったのでのめり込んで、すぐ読み終えてしまいました。
この小説を元にしたドラマ見てみたい。
想像するだけでも「介護」って大変な事。
私の両親は、私が30代の時に病気で他界しているので介護もなにもなかったというか。
去年、他界してしまった祖母は、”実家で暮らすのが面倒になってきたから施設に入りたい”と自分から言い出し。
そのとき既に91歳だった。
ボケずにずっと健康で元気で。
祖母の慕っていた祖母の姉が、晩年はよい施設に入り楽しそうに暮らしているのを見ていたから、限界が来たら施設もいいねと言っていて。
もともと人と話すのが好きで社交的だった祖母は、仲良くしていた近所の人達が次々と亡くなっていき、寂しくなってしまった事も、施設に入りたいと思った理由の1つだったとは思いますが。
もちろん、親戚の叔母は古い考え方も持った人なので、親を施設に入れるという事にさまざまな葛藤があったようですが、私は祖母の意見を聞いていたから、あっさりいんじゃない?と。
施設で祖母は、話し好きで介護士さんの間でも知れ渡っており、グループになればやはり会話の中心人物になっていたそう。
葬儀にはここの介護士さん、全員が来てくれたとか。
足繁くその施設に通っていた親戚の叔母は基本的には「人嫌い」。
しかし、祖父母は叔母が子供の頃から家で商売をしていたため、人との接し方は身と心に染み付いているようで他人との会話は上手い。
叔母自身も長いこと商売をしていたから、若い人々と接するのも仲良くするのも意外と得意。
そんな叔母が上手に施設の方々と接してきた結果でもあると思う。
これって日本の常識なんですかね?祖母の葬儀場には、施設からの大きなお供えの花も飾られていたけれど。
夫の母親は離れたところに暮らしておりますが、今はまだ元気。
しかし、今後、認知症になったり病気にかかってしまったらやはり、私たちが一緒に暮らすからと義理ママには伝えています。
いろんな事の心配を、今し始めてもきりがないので、普段はあまり考えないようにはしていますが。
そんなこんなでハマって読んだ林真理子さんの「我らがパラダイス」。
私と同じ年代の方々には特におすすめ。
こういう小説のジャンルはよくわからないのですが、私にはミステリーでサスペンスな内容でした。
終わりはあっけなかったけれど。
全く想像していなかった終わり方でもあり、だけどそうなるしかなかったのかもねと思ったり。
最後に
肩書には東京名誉教授と記載されている、上野千鶴子さんの解説を読んで物語が引き締まった感じがしました。
全てを読んで1つだったような。
読みたい本もその時の気分でコロコロ変わる私です。
Kinokuniya USA online store で再び注文したまとめ買いの本は、来週届きますとのメールが今日来ていた♪
楽しみ♡
本日はそんな事です。
世界の各地から私のブログにたどり着いてくれた皆さま、よい週末を!
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