いろんな思いを抱えて望んだ友人のバースデーパーティ

Green Tree 緑 木

週末、ごく最近お友達になったブラジリアン・ガールの誕生日パーティに招待され夫とお邪魔して参りました♪

彼女とのこれまでのお話はこちらから。

彼女のブラジリアンフレンドに囲まれて、少したじろいでしまった私でしたが皆さまが温かくとてもフレンドリーで、楽しい時間が過ごせました。

何せ英語も耳から聞こえてこない、一つの人種の集まりの中に飛び込んだのは久々の経験でしたからね。

しかし、実は知り合いもいない、知り合ったばかりの彼女の誕生日会にいったのは、自身の中で二つの目的があったからでした。

一つ目はもちろん、母親と同じくらい年の離れた見も知らぬアジア人のおばちゃんに、優しく接してくれる彼女の誕生日を祝ってあげたかったから。

二つ目は、彼女の旦那様に日本人として好印象を与えたかったから。

あっという間に彼女とはいろんな事を話す仲になったのですが、旦那様に私の事を伝えたらしいのですよ、「親切な日本人女性がいる」と。

すると、旦那様「え!?日本人が親切だって?信じられないな」と言われたそうで。

彼は、西海岸に親戚が住んでいて、ブラジルと西海岸を行き来する生活をしていたそうなのですが日本人に対しては良い印象をお持ちでなかった。

その事を踏まえて、思い出したストーリーもありまして。

それは、私が西海岸で語学学校の生徒をしていた時のお話なのですが、同じ学校へ通っていた今は親友と呼べる友人が体験したお話。

以前にもブログに記載しましたが、私が通っていた学校の生徒はヨーロピアン、ブラジリアン、日本人が多く通う学校でした。

そこで私たちがよく行動を共にしていたのが、スイスやベルギー、スペイン出身の若者たちなのですが、彼らは日本の文化をよく知っていて日本人である私たちに好感を持ってくれていました。

日本の文化や経済が世界に認められ、世界中から日本への関心が高まっていた時代背景も良かったのだと思います。

そんな中、私の親友とスイス人男子が一緒にいるところへ同じ学校に通う、一人のブラジリアン・ガールが立ちはだかり、私の親友を指差して「何でこんな子たちと一緒に行動するの!?」とキレ気味にスイス人男子に抗議したそうなのです。

もちろん、仲良しのスイス人男子は親友を庇い「君は間違っている」と言い、喧嘩腰で彼女に何やら言い聞かせてくれたらしい。

なぜか私はその時、その場所には居合わせなかったのですが、失礼な事を言い放ったその人物の事を顔も容姿も今でも割と鮮明に覚えている。

リッチな家庭に育ったお嬢様だと噂には聞いておりましたが、残念ながら教育は行き届いていなかったようで、日本人に対して激しい差別をする人だった。

ブラジルには、1800年代に多くの日本人が日本政府からの事情で移民をしていて、今でもその子孫がブラジルで生活をしている。

なぜ日本人はブラジルへ。日本移民史料館で学んだ日系移民の歴史 / brasil tips

彼女みたいな方は、次第に”移民者”である日本人を疎ましく思ったのかもしれないけれど、人の事をそれも人種的観点から批判するなんてありえない。

頭の悪さも丸出し。

後々、ヨーロピアン男子たちから聞いた話では、彼女はとにかく片っ端から彼らに猛アタックをしていたらしい。

しかし、自分には全くなびかず、日本人女性とばかりつるむ彼らに腹が立ち、私たちがとばっちりを食っただけなのかもしれないけれど、それでも”こんな子たち”と言った言葉の中に人種的な意味合いが含まれていた事は否めない。

それが、スイス人男子にも伝わったからこそ、そのとき彼は全力で親友の事を擁護したのだと思う。

そのスイス人男子とのとんでもなかったナイトクラビングのお話はこちらから。

当然ながら、彼女のようなブラジリアンばかりだった訳ではありません。

私のクラスメイトだった「アン」という名のブラジリアン・ガールは、私たちがホームパーティを開けば友人を引き連れ遊びに来て、私のルーミーがとにかくよく聞いていた「Dreams Come True」の曲を、とても美しくて素敵な音楽と褒めてくれた。

かと思えば、突然アコースティックギターを引く友人を連れてきて、皆でボサノバの合唱を披露してくれたり。

どんな場所にも、いい人とそうでない人がいる。

ですから、最近仲の良いブラジリアン・ガールの旦那様の言葉には引っかかるものがあったのです。

「え!?日本人が親切だって?信じられないな」

これまで彼がどういう日本人に出会ってきたのかはわかりませんが、それを少しでも挽回できたらいいなという意気込みで向かった誕生会でもありました。

結果、お会いして、自己紹介するなりお礼を言われました。

改めてお礼を言われるような事は何もしていないつもりですが、会話をする上で何となく好印象は持たれた気がしています。

もちろん、社交辞令もあると思いますけどね。

彼らの初めて出会った”良い日本人”として、これからも活躍していけたらいいなと勝手に思っているんですよね。

ただの自己満足ですが。

見えないものに、鼻息も荒く意気込んで望んだ誕生会が終わった後は、ドット疲れが出てしまいましたよね。

久しぶりにドレスアップして、ヒールなど履いたせいもあるかな。

なぜか、身体のいたる所が筋肉痛。

パーティに一緒に行った夫ですが、社交的な性格のため気づいた時には既にゲーマーの友人を見つけており、早速ネット上で会う約束を取り付けておりました。

お互い、それぞれに楽しめたのでなんだかんだ言いつつ良いパーティでした♡ そのうち、今は日本に住むあの苦い体験をした親友にも報告しないと♪

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