-Photo by Stijn Dijkstra from Pexels–
イギリス製作のクライムドラマ映画、「Yardie(ヤーディ)」をAmazon USAのプライム・ビデオから見ました。
この作品は、1992年にジャマイカ生まれのイギリス人作家、ヴィクター・ヘッドリーにより執筆された小説が映画化されたもの。
イギリス生まれの俳優、イドリス・エルバが初監督を務めた「Yardie」は、2018年8月にイギリスで一般公開、アメリカでは2019年3月に限定公開されました。
私はイドリス・エルバの大ファンなのに、”初監督”を務めた作品があった事など昨夜まで知らずのんびり。
「Yardie」はツイッターでフォローしている、DJでライター、そして講師でもある荏開津氏から翻訳され2010年に日本で出版。
そんな事も先日知り、最近またレゲエをよく聴くようになった私が興味をそそられ、本を読んだことから映画化されている事実も知りました。
「氏」の使い方を間違っている事に今頃気づく愚かな私。
申し訳ございません。
荏開津さんご本人からお礼も言われたというのに情けない事です。
それでも気を取り戻して「Yardie」とはジャマイカ人の事。
原作は「Yardie」「Excess」「Yush」と全てで3冊あり、この3冊を101分の映画にまとめるのは厳しかったに違いなく。
私は日本語訳された「Yardie」のみ読みましたが、映画は原作から少し気持ちを切り離して楽しみました。
日本では未公開作品。
今回はそんな「Yardie(ヤーディ)」の、映画のあらすじを少しだけご紹介します!
どうぞ、お楽しみください♪
あらすじ
ジャマイカに生まれ育ったDは、ギャング抗争が激しいキングストンの街から離れ、兄のパイパーと村で暮らしていた。
ある日、Dはパイパーがスピーカーなどのサウンドシステムをトラックに積み出かけるのを見かける。
来ては駄目だと言われるのも聞かずトラックの荷台に隠れて乗り込んだD。
パイパーは野外にセットを組み、DJを務めるのだがパーティが盛り上がりをみせる中、銃で撃たれ命を落としてしまう。
6年後、Dはジャマイカの犯罪組織のボスでありレゲエプロデューサーでもあるキングフォックスに雇われ、彼らの小間使いをして生計を立てていた。
キングフォックスからの信用を得ていたDは、ある時、イギリスのハックニー区に住むギャングスターのリコに、コカインのパッケージを届けるよう命じられる。
パッケージをジーンズの内側の太ももに巻きつけ、イギリスの税関を何事もなくくぐり抜けてリコの元へとたどり着いたDだったのだが・・・。
公開日:2018年8月31日(イギリス) 日本未公開
監督:イドリス・エルバ
原作:ヴィクター・ヘッドリー『Yardie』
脚本:ブロック・ノーマン・ブロック、マーティン・シュテルマン
製作:ジーナ・カーター、ロビン・ガッチ
製作総指揮:メアリー・バーク、イドリス・エルバ、ヒューゴ・へペル、ダン・マクレー、ジョー・オッペンハイマー、ダニー・パーキンス
出演者:アムル・アミーン、シャントール・ジャクソン、スティーヴン・グレハム、フレイザー・ジェームス、シェルドン・シェパード、他
衣装デザイン:ジェームズ・キースと
音楽:ディコン・フィンクリフ
「Yardie 」予告編 英語Ver.
「Yardie」サウンドトラック
最後に
物語の時代背景は1970年代の終わりから80年代。
映画は、バックグラウンドに流れるいくつものレゲエソングと、美しくカラフルな映像に魅せられます。
スタイリッシュでセクシーな俳優かつ、DJでもあるイドリス・エルバが手掛けると映画ってこういう仕上がりになるんだねという感じ。
原作には、イギリスに住むジャマイカ移民たちの暮らしが映画よりも、もっとシビアで残酷に描かれているため、”美しさ”といった表現は思い浮かばないかな。
残りの2冊、「Excess」「Yush」も読んでみたい気はしますが、何せ英語で書かれた小説だと5行も読めば眠くなってしまうのが玉に瑕。
なので只今、検討中。
日本では未公開ですが、そのうちネット配信やブルーレイなどで販売されるかもしれませんからね。
日本以外にお住まいで、既に「Yardie」の映画のみをご覧になっている方は、小説も読んでみるとまた違った感想を持たれると思います。
ジャマイカの文化に興味のある方、レゲエ好きな方にもおすすめの作品です。
興味を持たれた方はぜひ!
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