-Photo by rawpixel.com from Pexels–
誰に頼まれたわけでもないのですが、最近になりようやく少女の頃、夢中で聴いていた「ユーロビート」ソングと向き合えるようになりました。
その恥ずかしさの扉を開けられなかった期間、30年〜くらい。
関連するお話はこちら。
「ユーロビート(EUROBEAT)」とは、主にシンセサイザーなどが使用されたダンスミュージックのこと。
ウィキペディアで見ると、1980年の後半以降に日本のディスコに持ち込まれたのは「ハイエナジー」「ユーロビート」「イタロディスコ」の3つで、それをまとめて日本では”ユーロビート”と呼んでいたとのこと。
このハイエナジーとイタロディスコを検索して聴いてみましたら、なるほど聞き覚えある音楽です。
とは言え、私の思い出の中の”ユーロビート”には悲しい思いも見え隠れします。
それは、その時代を家族のように一緒に過ごし遊んだ幼なじみが、もうこの世には居ないこと。
「この曲!懐かしいね」とか「鏡に向かってだけひたすら踊ってる面白い人がいたよね」とか「踊り方がかわいい男の子がいたね」など楽しかった思い出を共有できる人がいない。
悲しいかな。
30年〜経った今なんですよね。
ピッチリとドアを閉めて鍵をかけ、その鍵もどこかへ放り投げ、開けなかった禁断の扉を開いたの。
そんな時に居ないのかよ〜と文句の一つも言いたい。
私の運動神経は普通。
けれど、幼なじみの運動神経は無いに等しく、「あなたの細くて長い腕と足は何のためにあるのか」とよくからかっていた私。
全く泳げないし(努力はしていた)、反復横跳びなど出来ないし、短距離も長距離も駄目だし、行進もたまに手を足が一緒になるような。
初めて授業を受ける体育の先生には、必ずもっと真剣にやれ!と怒られていて。
彼女はいつでも真面目にやっていたのですけどね。
そんな彼女が、ディスコでは楽しくリズムにのり笑顔で踊っていたのだから、ユーロビートも捨てたもんじゃなかった。
私たちのディスコファッションは、DCブランドとそれ未満のブランドでスタイリングした「オリーブ少女ファッション」。
ネットで大概の物は購入できる便利な今と違い、地元ではメジャーなDCブランドが手に入らなかったので。
それでも、私たちがアルバイト代を叩いて購入し、着ていた洋服のDCブランド名だけを上げると「Do!family」「ATSUKI ONISHI」「I.S.」「BIGI」「JUST BIGI」「half moon」「Scoop」「NICOLE」「ZELDA」などかな。
しかし、そんなユーロビートディスコとオリーブ少女ファッションを卒業した私たちが次に通ったのは、ターンテーブルのある地元でも小洒落たバー。
格好は大概、古着スタイル。
当時流行っていたリーバイスの501、ボタンフライにネルシャツ、サイケデリックなシャツ、アニエス・ベーのカーディガンにKANGOLのハンチングやベレー帽。
地元では好みの古着が見つからないので、鹿児島市内や博多にまで買い物に行く熱心さでした。
オリーブ少女ファッションと古着スタイルの間に、”ボディコン”を着用した時期もありましたが、若い頃は遊び場もファッションも猛スピードで過ぎてゆく。
そんな中、地元に初めての「クラブ」がオープン。
この「クラブ」なるものが、ディスコ時代のお客を分けた形になりました。
私の幼なじみは、綺麗に楽しめて踊れたディスコや小洒落たバーで、のんびりとファジーネーブルを飲むのが好きでした。
照明は暗め、音と踊りだけをシンプルに楽しむ場所は苦手と言った。
私はすぐにクラブに夢中になり、音楽と洋服好きなアパレル勤務の友人と通い詰め、その当時のお店の従業員やハウス、レゲエ、ヒップホップのDJたちとすぐに仲良くなり。
特に仲が良かったのは、UKロックなどもかけていたハウスのDJ。
のちに彼は渡英しますが、中々厳しい世界だったらしい。
幼なじみの話に戻りますと、若いとエネルギーが有り余っているから、いろんなお店をハシゴして遊ぶので、少し遊び場のジャンルが別れたからとて、私たちに何の問題もなく。
地元は田舎だし狭いしで、結局、同じ仲間たちの中に私たちはいつもいて、ただただ楽しく遊んでおりました。
あれから30年〜が経過。
あの頃、彼女と聴いたユーロビートを思い出によせて貼り付け。
おつき合いいただければ嬉しいです♪
Carol Hitchcock – Get Ready
1987年
当時ディスコで聴いていたものはもっとテンポが早かった気がする。
この曲は、踊るグループやお店により異なる振り付けがありました。
私たちもファンシーかつ、個性あふれる”オリーブファッション”に身を包み、輪になってそんな振り付けで踊っていました、お恥ずかしい話ですが。
Sinitta – Toy Boy Extended
1987年
この曲はユーロビートのジャンルに入れて良いものか最近は少し疑問。
UK音楽なので良いのかな?
David Lyme – Playboy (Extended Edit)
1986年
Live映像を見るのは初めて☆
地元ではないディスコで聴いて印象に残った曲ですね〜。
最後に
若い頃の記憶って掘れば掘るほどいろいろ出てきて自分でも驚く。
同級生の友人達に言わせると、私は特に記憶が良い方らしいですが。
最近起こったことはすぐ忘れますけどね。
それは、年齢的ものかな。
昨晩は気づいたときには雨で、そのせいか本日は少しだけ過ごしやすい陽気です。
といっても現在の気温は35℃。
日本に住む皆さまは、夏休み最後の週末となりました。
どの国にお住まいの方も、気持ちよく新しい季節を迎えられますように♡
最新記事はこちらです♪