-Photo by Roberto Nickson from Pexels–
米国のAmazonプライム・ビデオよりコメディ映画「The American Society of Magical Negroes」を観ました。
アフリカ系アメリカ人である夫と観たのですが、タイトルにある”Magical Negroes”の意味がよく分からなかったので教えてもらい。
この言葉を今の時代、黒人以外の人種の人々が口にしてしまっていいものかと思うので、タイトルも言い辛かったり。
それで、”Magical Negroes”とは、アメリカ映画の中で窮地に追い込まれた白人を助ける、黒人キャラクターの事。
例えば、「ゴースト」でウーピー・ゴールドバーグが演じたオダ・メイ・ブラウンや、「グリーンマイル」でマイケル・クラーク・ダンカンが演じたジョン・コーフィの役など。
ニューヨーク大学映画学科の教授でもあるスパイク・リーは、2001年の講演で”Magical Negroes”という言葉を用い、ステレオタイプで非現実的な黒人俳優への役を批判していたらしい。
夫が、そんな黒人キャラクターをよく思っていない事をぼんやりとは分かっていましたが、明確には理解出来ていなかった。
この映画を観て再度?心に刻んだという。
お恥ずかしながら、結婚して今年で24年経つと言うのに私ってそんな事です。
まだまだ学び。
監督を務めたのはアメリカのコメディアン、作家で俳優そして監督でもあるコビ・リビー。
私はお初の監督さん。
主演はジャスティス・スミス。
残念ながら打ち切りになりましたけど、私は好きだったTVドラマ「The Get Down」や映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」、「名探偵ピカチュウ」に出演されたロサンゼルス生まれ育ちの俳優さん。
相手役は、台湾とアイルランドにルーツを持つアン・リー・ボーガン。
やわらかな物言いと優しい雰囲気が素敵な俳優さんだった。
あらすじ
アフリカ系アメリカ人のアレンは、冴えない日常を送っていたが、ある日ロジャーと出会い秘密結社に勧誘される。
そこは、白人の生活を楽にすることに人生を捧げると言う黒人たちの集まりだったのだが・・・。
公開日:2024年3月15日(米国)
監督:コビ・リビー
脚本:コビ・リビー
出演者:ジャスティス・スミス、デヴィッド・アラン・グリア、アン・リー・ボーガン、他
音楽:マイケル・エイベルス
「The American Society of Magical Negroes」英語版 予告編
最後に
この映画ラブストーリーでもあるんですよね。
舞台はロサンゼルスなのですが、車を運転するシーンがなかった事にちょっと驚いた。
ロデオドライブで買い物するでもなく、ベニスビーチではしゃぐでもなく、公園を歩いたりタクシーなどで移動したりしていて。
今の若者文化なんでしょうね。
車社会のアメリカでも、車を運転する事や車は必要ないという若者が増えていると見聞きしますから。
問題の投げかけはいろいろあって、黒人ではないアジア人の私も考えさせられる場面が多々ありましたが、心温まる物語でもありました。
興味を持たれた方はぜひ!
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