-Photo by null xtract from Pexels–
アメリカはホラー映画シーズンです。
ジョーダン・ピールが脚本、製作に携わった「Candyman」を米国のAmazonプライム・ビデオより観ました。
1992年に公開された「キャンディマン」シリーズから4番目の作品で、原作はイギリスのホラー小説家クライヴ・バーカーの短編小説「禁じられた場所」。
ホラー映画とは言え、人種差別が基盤となっているので物悲しいというか、居たたまれなくなる感じの作品でもあり。
監督を務めたのは、アメリカの監督であり脚本家でもあるニア・ダコスタ。
2022年に公開されるマーベル・コミックス映画「The Marvel」の監督も務めています。
マーベル映画の監督の中では1番若い監督らしいですよ。
今後の活躍も楽しみです。
主演はヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世。
今回はそんな「Candyman」のあらすじを少しだけご紹介します!
ぜひ、今後の映画選びのご参考までに♪
あらすじ
アーティストのアンソニー・マッコイは、アートギャラリーディレクターのブリアンナ・カートライトと共にシカゴのコンドミニアムで暮らしている。
ブリアナの弟トロイとボーイフレンドのグレイディは、彼らの部屋で寛ぐ夜、昔の殺人事件と思われる都市伝説を話し始めた。
その殺人事件があった場所は、都市の再開発により貧困層向けのアパートメントが取り壊され、人々は追い出されて、ラグジュアリーなコンドミニアムが建設されたこの辺りで起こった話だと。
殺人事件の犯人は、鏡に向かい「キャンディマン」と5回唱えると、どこからともなく現れるというが・・・。
公開日:2021年10月15日(日本)
監督:ニアダ・コスタ
原作:クライヴ・バーカー「血の本」シリーズ「禁じられた場所」
脚本:ジョーダン・ピール、ウィン・ローゼンフェルド、ニア・ダコスタ
製作:イアン・クーパー、ジョーダン・ピール、ウィン・ローゼンフェルド
出演者:ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世、テヨナ・パリス、ネイサン・スチュワート=ジャレット、コールマン・ドミンゴ、カイル・カミンスキー、他
音楽:ロバート・アイキ・オーブリー・ロウ
「キャンディマン」日本版 予告編
最後に
直接、映画には出てこない言葉ですが、今回のキャンディマンを通して「Redlining(レッドライニング)」という単語を夫から聞き学びました。
レッドライニングは、銀行やその他の機関が人種的および民族的構成に基づいて特定の地域の顧客に住宅ローンの提供を拒否したり、より悪い料金を提供したりするプロセスであり、米国の歴史の中で制度化された人種差別の最も明確な例の1つです。この慣行は、1968年に公正住宅法の成立により正式に非合法化されましたが、今日までさまざまな形で続いています。
引用元:米国政府はこれらの地図を使用して近隣を隔離しました by greelane.com
アラバマ州に住む夫の友人の話によれば、今も尚こういった差別があると聞きます。
「Candyman」全くこれまで見たことない方で、でも興味が湧き、観てみようと思ったらせめて1992年の最初の作品を見てから、2021年のキャンディマンを見ることをおすすめします。
面白みが違ってきますよ。
アフリカ系アメリカ人の夫は、今回のキャンディマンがこれまでの作品の中で1番よかった言っていました。
私の場合これまでは割とぼんやり、キャンディマンて伝説の中の怖いゴーストというイメージでしたが、この作品を見た後から妙にキャンディマンの存在が現実味を帯びてきたというか。
そんな感じでした。
ホラー映画好きな方、出演されている俳優陣のファンの方はぜひ!
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