-Photo by Alejandro Zappoli from Pexels–
Amazon USAのプライム・ビデオよりポリティカル・スリラー映画、「Seberg」をサラリと見ました。
実在したアメリカ出身の俳優、ジーン・セバーグの伝記映画で、事実に基づいて映画化された作品とのこと。
ジーン・セバーグといえば私が10代の頃、夢中で読んだフランスの作家、フランソワーズ・サガンの「悲しみよこんにちは」の映画版で、主人公のセシルを演じた俳優さん。
うろ覚えですが、映画も確か見たんですよね。
ジーン・セバーグは勝手にフランスの方だと思い込んでいました。
代表作といわれる「勝手にしやがれ」も、フランスの映画監督ジャン=リュック・ゴダールが手掛けたフランス映画でしたから。
ショートヘアが似合うキュートな女優さんという印象で。
そんなジーン・セバーグが、アフリカ系アメリカ人の公民権運動に共感していたとは、全く知りませんでした。
大変な時代に、世間に大して意思表示がしっかり出来る女性だったのですね。
この映画でジーン・セバーグを演じたのは、アメリカの俳優クリステン・スチュワート。
監督はオーストラリアの映画監督ベネディクト・アンドリューズ。
お二方とも私はお初。
日本では未配信のようですが、今回はそんな「Seberg」のあらすじを少しだけご紹介します!
ぜひ、今後の映画選びのご参考までに♪
あらすじ
フランスで暮らす夫と息子にしばしの別れを告げ、ハリウッド界に挑むため飛行機に乗り旅をするジーン・セバーグ。
彼女の座るファーストクラスの機内で、白人の客室乗務員が黒人の乗客を差別している場面に居合わせため、ジーンは彼らに声をかけ自己紹介する。
抗議していた黒人の男性の名前はハキーム・ジャマル。
活動家で、空港へ到着すると彼の仲間たちが敬礼していたので、ジーンもそれに加わりハキームの仲間と一緒に敬礼したのだった。
ジーンのその行動はFBIの目に止まり、彼女を監視するよう上層部から命令が出され、そんなFBIからの度を超えた監視は彼女の精神を追い詰めていく・・・。
公開日:日本未公開 2019年12月13日(米国)
監督:ベネディクト・アンドリューズ
脚本:ジョー・シュラップネル、アンナ・ウォーターハウス
出演者:クリステン・スチュワート、アンソニー・マッキー、ザジー・ビーツ、ジャック・オコンネル、他
音楽:ジェド・カーゼル
「セバーグ」英語版 予告編
最後に
この映画を見ていたら、コメディアンMickeal Che(マイケル・チェ)がNetflixのスタンダップコメディショーで”白人女性は強い、とてもパワフルで頼りになるから何かあったら盾になってもらい、その後ろに隠れながら前に進む”というようなギャグを言っていた事をふと思い出してしまった。
ジーン・セバーグはそれほど強い人ではなかったかもしれないけれど、白人である事の特権を利用して、助けになろうと手を差し伸べた人ではあったのだと。
興味が湧いた方はぜひ♪
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