Luke Cage「ルーク・ケイジ」TVシリーズ(2016〜)

Harlem in Black & White ハーレム

-Photo by Joe Wolf (Harlem in Black & White)-

マーベル社のアメリカン・コミックTVシリーズ続きで、今回は、スーパーヒーローの一人である「Luke Cage(ルーク・ケイジ)」のドラマについてご紹介します。

Jessica Jones(ジェシカ・ジョーンズ)と同様に、こちらもネットフリックスから2016年9月より配信されました。

ジャンルは、アメコミをベースとしたアクション、ネオ・ブラックスプリエーション、ネオ・ウエスタンドラマ。

”ブラックスプリエーション”とは、もともと黒人による黒人のための映画を示していましたが、今では人種や民族のラインを超え、親しまれているジャンルの一つです。

ブラックスプリエーションの英語のスペルは、Blacksploitationだったものを、NAACP(全米黒人地位向上協会)により「黒」という言葉を搾取、Blaxploitationに変更されました。

ネオ・ウエスタンとは、伝統的な西洋の価値観に、現代的なストーリーの価値観を織り込んだもの。

ジェシカ・ジョーンズにも登場していた、ルーク・ケイジを主人公とした舞台は、ニューヨークのハーレム。

そんな「ルーク・ケイジ」のあらすじですが、ドラマのエピソードより先に彼の素性をご紹介するため、今回は多少のネタバレがありです。

「Luke Cage」の生い立ち

カール・ルーカス(ルーク・ケイジの本名)は、ハーレムに生まれ育ち少年時代をBloodsというギャングに属して過ごした。

大物詐欺師になるというとんでもない夢を持っていたルーカスだが、自分の起こした行動により、家族をひどく傷つけていたことを知ると良い大人になるために、まともな仕事に就こうとする。

そんな中、ギャング仲間だった親友のストリーカーは、ギャングの分裂抗争や自身の私生活がうまくいかない事を逆恨みし、ルーカスのアパートにヘロインを隠す。

そして、それを警察に通報するとルーカスは逮捕され、刑務所に送られてしまいます。

これに腹を立てたルーカスの兄ジェームズは、刑務所にいるルーカスに父親は死んだと嘘をつく。

親友だったはずのストリーカーの裏切り、そして父親の死に激怒したルーカスの素行は荒れ、最も過酷な刑務所と言われる”シーゲイト・プリズン”へ移されてしまう。

そこでは、科学者のノア・バースタインがスーパー兵士を造るための研究を進めていた。

看守に目をつけられていたルーカスは、科学者ノアの実験台として起用され、その実験により筋肉の異常な増強を誘発され、超人的な強さと耐久性を兼ね備えた体を手に入れることになる。

あらすじ

ルークはニューヨークのハーレムで、昼はバーバーショップ(理髪店)の雑用係、夜はナイトクラブ”ハーレム・パラダイス”で皿洗いの仕事をしていた。

バーバーショップのオーナー、ポップはルークが何者であるかを知っていて、彼のことを”パワーマン”と呼んでいる。

ポップは、その力で街の人たちを助けるべきと考えていたが、最愛の妻を亡くし、親友や家族に裏切られてしまったルークは、絶望に満ちており自分の持つ力から、逃げ出したいと思っていた。

ある夜、皿洗いの仕事をしているとバーテンダーのダンテが病気で休んだため、手伝うようボスから言われる。

コットンクラブ風のナイトクラブ、”ハーレム・パラダイス”のオーナーはハーレムを仕切っているマフィアのコットンマウス。

彼の従姉妹である、マリアは市議会議員であるがこの”ハーレム・パラダイス”は、彼女が政府から不当に手に入れた金で建てたのだった。

バーテンダーの仕事を休んだダンテ、バーバーショップに務めるチコ、その友人のシャミークは、金欲しさから、コットンマウスの違法な武器の取り引きを襲撃する。

しかし、あまりにもコットンマウスを恐れるダンテがうとましくなり、シャミークはダンテを銃で撃ったのだった・・・。

配信日:2016年9月30日
配信会社:ネットフリックス、アマゾン・プライム・ビデオ(米国)
原作:アーチー・グッドウィン、ジョージ・タスカ、ロイ・トーマス、ジョン・ロミータ・シニア『Luke Cage』
脚本:チェオ・ホーダリ・コーカー
製作:チャールズ・マレー、ポール・マクギガン、シンディ・オランダ、アリー・ゴス、アリソン・エンゲル、クリス・ヘニグマン、アラン・ファイン、スタン・リー、ジョー・カザーダ、ダン・バックリー、ジム・コリー、ジェフ・ローブ、チェー・ホーダリ・コーカー
エピソード:シーズン1、全13話 シーズン2は2018年より配信予定
出演者:マイク・コルター、マハーシャラ・アリ、シモン・ミスティック、テオ・ロッシ、エリック・ラレイ・ハーヴェイ、ロザリオ・ドーソン、アルフレ・ウッダード、ムスタファ・シャキール、ガブリエル・デニス、ジャイデン・カイン

「ルーク・ケイジ」日本版 予告編

出典:ディズニー・スタジオ公式 / YouTube

「ルーク・ケイジ」サウンドトラック

出典:Luke Cage Soundtrack – Seasons 1 & 2 Marvel Netflix by Ignatious Pop / Spotify

最後に

ナイトクラブ”ハーレム・パラダイス”では、さまざまなアーティストたちがスクリーンパフォーマンスをしているのも見どころです。

IMDb(インターネット・ムービー・データベース)によれば、製作総指揮者のチェオ・ホーダリー・コーカーは、シーズン1のフィナーレでプリンスに演奏してもらうことを望んでいたのだとか。

プリンスは、演奏されることなく亡くなってしまったので、本当に悔やまれますし、残念に思います。

数々のシーンに流れる音楽を担当した、DJアリ・シャヒード・ムハマドの、90年代の雰囲気漂う選曲もこのドラマの魅力になっています。

日本のHuluでも配信されている、クライム・ドラマ「ザ・ワイヤー」が好みの方は、アメコミファンでなくても楽しめるドラマです。

まだ、ご覧になっていない方は『The Defenders』がやってくる前にぜひともチェックを!

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