季節の変わり目で体調管理が大変でしょうが、健やかに過ごされていますか?
私が住んでいる地域では、次々と道路や土地の開発が進み、全米からたくさんの方々がこぞって転居しております。
Googleマップも追いついておらず、見ていると道なき道を走っているときもしばしば。
最近では、近所の野っ原に工事が入りその音が朝から響き渡り、多少不快を覚えながら目覚めるのが日課です。
何が建てられるのかは、まだ謎なのですが。
できれば、アジアンカフェやアジアンレストランが出来て欲しいと願う今日この頃。
そんな中、今回はアメリカでポピュラーな粉類についてご紹介します。
スイーツのレシピを公開しておいて、今更なのですが。
よろしくお願いします。
何が違うの?
通常、日本でお菓子作りなどに使われる小麦粉は「薄力粉」ですが、アメリカで頻繁に使われる粉は「オールパーパス・フラワー(All-purpose Flour)」と言って、中身は薄力粉と強力粉の混ざった中力粉。
グルテンを含む強力粉が入っているため、パンケーキやパウンドケーキを作る過程で生地を混ぜすぎると、すぐに重たくなります。
オールパーパス・フラワーで、マフィンやスポンジケーキを焼いても、日本で作るようにしっとりとした仕上がりにならないのも、中力粉だからなんですよね。
アメリカのレシピには、ほぼ全てにオールパーパス・フラワーが記載されているので、私の勝手な憶測で、薄力粉=オールパーパス・フラワーとかなり何年もの間、信じ込んでいましたから。
では、日本の薄力粉に相当する粉ってあるの?という事ですが、これからアメリカのスーパーに並ぶ、ポピュラーな粉類たちをAmazon USAよりご紹介します。
アメリカのスーパーマーケットに並ぶ粉類
商品別にご紹介しています。
オールパーパス・フラワー(All-purpose Flour)
日本でいうところの「中力粉」。
アメリカのスイーツはほぼ、こちらの粉から出来ています。
オールパーパス・フラワーを使用したパウンドケーキの仕上がりは、どっしり、むっちりといった感じ。
我が家では、揚げ物を作る際にも使用していますが、薄力粉との違いは既にわからなくなっています。
ブレッド・フラワー(Bread Flour)
日本でいうところの「強力粉」。
パンを作る際に使用しますが、アメリカのパン作りのレシピでは、オールパーパス・フラワーを使うものも。
私も、ブレッド・フラワーを切らしている時はオールパーパス・フラワーで作ってしまいますよね。
繊細さがないのか、あまり食感の違いはないように思います。
どの粉もそうなのでしょうが、アンブリーチド(Unbleached )と言って、漂白されていない粉を選ぶ方が体には良さそうです。
ケーキ・フラワー(Cake Flour)
日本でいうところの「薄力粉」。
主に、デコレーションケーキなどを作る際に使用します。
ケーキ・フラワーを使用して、スポンジケーキやロールケーキを作れば、ふわふわでしっとりとした仕上がりに♡
ホールウィート・フラワー(Whole Wheat Flour)
日本でいうところの「全粒粉」。
薄力粉と比べ栄養価が高く、茶色いのが特徴。
我が家でパンやパンケーキ、ビスケットやパイ生地を作る時は、必ずこちらのホールウィートを半分ほど混ぜて作ります。
本当は、他のスイーツ類にも混ぜたいところなのですが、旦那が嫌がるため却下。
ライス・フラワー(Rice Flour)
日本でいうところの「米粉」。
グルテンアレルギーのある方々には欠かせない粉です。
我が家では、オールパーパス・フラワーにライス・フラワーを足してパンを焼いたり、シチューや揚げ物を作る際に、小麦粉の代わりとして使用しています。
オールパーパスで揚げ物を作るより、カリッとた食感に仕上がる。
アジアンマーケットだと安く手に入りますが、あまりにも色が真っ白だと漂白剤が気になるところです。
コーンスターチ(Corn starch)
日本では片栗粉で料理にとろみをつけますが、この辺りのローカルのスーパーでは片栗粉が手に入らないため、コーンスターチで代用します。
とろみは、片栗粉に比べ少々ゆるいですけどね。
片栗粉の原料はじゃがいもですが、コーンスターチの原料はトウモロコシ。
片栗粉はこちらで”ポテトスターチ”と呼ばれています。
揚げ物にコーンスターチを加えて調理すると、サクサク感が増します。
また、コーンスターチでカスタードクリームを作れば、多少いい加減な分量でも固まり過ぎず良い感じの仕上がりに♪
アーモンド・フラワー、アーモンド・ミール(Almond Flour, Almond Meal)
日本でいうところの「アーモンド・プードル」。
アーモンドを粉末状にしたものになります。
主に、タルト生地やクレーム・ダマンド(アーモンドクリーム)など、おフランス系のデザートを作る際に使用します。
微妙に余ったアーモンド・フラワーは、マフィンなどの焼き菓子に加え風味を楽しんでも◎
タピオカ粉(Tapioca Flour)
タピオカ粉は”キャッサバ芋”の根茎でつくられた、デンプンが原料。
ブラジリアンのガールフレンドが、タピオカ粉を使用してブラジルのクレープ「Crepioca(クレピオカ)」をふるまってくれたので、初めてタピオカ粉の存在を知りました。
グルテンフリーなので、小麦粉アレルギーのある方やグルテンフリー生活を目指している方におすすめの粉です。
粉末オートミール(Oat Flour)
食物繊維、タンパク質、ミネラルが豊富に含まれるオートミールを粉末状にしたもの。
コロナウイルスの流行により、一般的な粉類が全て売り切れだったので、アジア系のスーパーで偶然見つけた「Oat Flour」を使用する事に。
我が家に残っていた「All-purpose Flour」と混ぜ、シナモンロールを作りましたが美味しくできましたよ。
生地に物凄く”しっとり感”を求める方には多少、おすすめするのを躊躇しますが、この粉を使用して作ったシナモンロールを食べると、とにかくお通じが良くなります。
最後に
日本のスイーツ作りはいろいろ試してみたけれど、新しいものにもチャレンジしたいと思っている方は、ぜひアメリカでポピュラーな粉類も試してみてください♡
新しい味の発見や、ご自身だけのお気に入り、オリジナルレシピが生まれるかもしれません。
秋は、焼き菓子のシーズンの始まりでもあり、それと同時にストアでは、ホリデーシーズン限定のスイーツが次々と並び、誘惑の多い季節でもあります。
スイーツの食べ過ぎには気をつけて、毎日をヘルシーでハッピーに過ごしていきたいですね♪
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