-Photo by Valeria Boltneva from Pexels–
前書き
12月、1月、2月はイベント事や友人の誕生日などが続くので、3月に入るまでは何かと気持ちが浮かれています。
そんな中、ブラジリアン・フレンドの誕生会に滅多に重ならない私のスケジュールが重なり、行けなかったのでその埋め合わせとして、SUSHI好きの彼女を「KURA SUSHI」に連れて行きました。
といっても運転したのは、日本で自動車学校に行き免許を取得した私からしても、とても運転が上手と思える友人ですが。
しかも、このとき彼女が運転していた車はギア(stick)。
20代の彼女が運転するにしてはかなり珍しく、しかもとても上手に運転するので彼女を褒め称えました。
私が日本で自動車学校に通っていた時代は、車の選択肢がギアしかなかったので学校でもギア車で運転の仕方を学び、免許を取得してからもしばらくギア車に乗っていましたが、2台目からオートマチック車を運転し始めたため、今ギアの車を運転してみてといわれてもできません。
その頃のお話はこちらから。
ブラジルでは道路が日本と逆で、右側通行らしくそこはアメリカと同じ。
日本は逆だから、ハンドルも逆についてるしギアも左手でやってたよというと、左手でギアを扱うなんてできない☆と驚く彼女。
小さな子供の頃から運転をしていたという彼女の話に比べたら、対して驚く事でもないとは思いましたけど。
彼女はまだ20代と若いのに運転歴が長い。
運転が上手な理由はそれだけでなく、運動神経やセンスも関係があるとは思いますが。
それはさておき。
ローカルスーパーの「SUSHI」
彼女は生魚が食べられない割に、SUSHI好き。
こちらのローカルスーパーでも、カリフォルニアロールなどの巻き寿司が売られており、食べられる代物なのか!?と最初は驚きましたが、寿司のことをまだよく知らない彼女にとってはそれも立派なSUSHI。
そこのSUSHIも食べているといった彼女にちょっと待った!を。
あれは”SUSHI”だけど違うのよという私に、「だってアジア人が作ってるから」という彼女。
そうそう。
ローカルスーパーのSUSHIが販売されているコーナーには、必ずアジア人が働いていて少しズルいなと思うんですよね。
私は”食あたり”したらと思うと恐ろしいから、一度も購入したことはないのですがここに住み始めた当初、寿司を欲した夫が試しに買いまして。
まず、米の状態がなかなかカチカチのドライで、とても食べれたものではなかった。
私の知り合いのアメリカ人(白人)は、もっともっと美味しい巻き寿司の数々をにぎることができますよ。
ええ、カリフォルニアのお話ですがね。
立派なお店を営んでいます。
ですから、ローカルスーパーの寿司コーナーにアジア人だけを配置しておくというのはトリッキーだなと。
彼女のようなSUSHI初心者は餌食になってしまうのです。
しかし、それで彼女がSUSHIって美味しい♡と思ってくれて、そこが本物の寿司へと近づく入り口になっていると思えばまぁ、悪くもないのか。
人によっては本物より、アメリカナイズされたものが好きという方もいらっしゃいますからね。
一方的に本物を押し付けるのもどうかとは思ったのですが。
何せまだ彼女は20代。
いろんな体験をするのも良いのではと思い、日本のチェーン店である「KURA SUSHI」に誘ってみることにしました。
話を持ちかけるととっても喜んでくれて。
「KURA SUSHI」だと、生魚でなくてもファンシーなロール寿司もありますし、ラーメンやうどんなどの日本食も食べられますからね。
彼女はラーメンを、インスタントだけど食べると言っていたので。
「KURA SUSHI」のラーメンのレビューは上々だったこともあり。
「KURA SUSHI」にて
彼女は日本食が全くの初心者なため、オーダーは全て私におまかせ。
彼女にはレビューでも人気の高かったとんこつラーメンを、私はどうしてもラーメンよりうどん派なもので、きつねうどんを最初に注文。
ラーメンのスープを一口飲むなり「OMG!」と絶賛した彼女。
とんこつフレイバーがとても気に入ったようで、あんなに絶賛してもらえると連れて行った甲斐があるというものでした。
うどんと”きつね”も少し食べてもらいましたが、スープは良さげでこちらの”きつね”が甘辛の味付けだったせいか微妙な表情。
あとは、生魚が巻かれていないロール寿司やクラブミートの軍艦、YAKINIKU SUSHIなどを食べました。
どれも「美味しい!」といって食べてくれましたが、唯一ダメだったものはたまごのにぎり。
卵が甘いというのが、彼女の味の辞書にはなかったのでしょう。
「KURA SUSHI」のたまごで甘いと感じていたら、私の地元の寿司屋のたまごなど、甘すぎて到底食べられないだろうなと思いました。
九州のお寿司は醤油も甘い辛いがチョイスできるほどで、たまごも甘い味付けが主流なんです。
「KURA SUSHI」はここにオープンして初めて行ったんですよね。
地元だと、回転寿司でも地元にしかないお店にしか行きませんから、日本の「くら寿司」と米国の「KURA SUSHI」を比べることもできません。
地元の回転寿司と比べると、酢飯もネタも醤油もガリの味も違うため「KURA SUSHI」は回転寿司屋というようりはこの辺りで唯一、日本食が食べられるチェーン展開のレストランという認識かも。
そうそう。
ブラジリアン・フレンドはガリとわさびも苦手のようでした。
もともと、彼女はスパイシー料理が苦手ですからね。
写真は最初に注文した麺類のものしかありません。
毎回、今日は写真を撮るぞ!と意気込んではいるものの、もともとレストランで写真を取るという習慣が身についていないため、食べ物が運ばれてくるとそれについ集中してしまい忘れてしまうのが常。
それと特に今回は、自分で注文して料理がくる、料理を彼女に説明する、食べる、お皿を回収ポケットにしまう、店員さんと話すなどを繰り返しとても忙しかったんですよね。
ポルトガル語が母国語の彼女は、英語の発音より日本語の発音が得意。
「醤油」を教えると、店員さんに”Can we have more しょうゆ?”と言ってしまいハテナ顔をされてしまうという一幕もあり。
私も咄嗟に”Soy Sauce”が出てこなくなり、グダグダになってしまったのですが、内心”しょうゆ”くらいわかっていても良いのでは?
とすこーーーしだけ思いました。
それから、彼女は「箸」を使ったことがないため、フォークを頼んだのですがそれが簡易なプラスチック製のものだったことが残念でした。
お寿司はもともと、手で食べるんだよとも教えましたがソースがたっぷりとかかったロール寿司を、手で食べるというのは難儀なものでした。
米国にあるレストランですから、ナイフとフォークは普通の物を常備しておくというのはできないでしょうか?
アジアのカフェにて
「KURA SUSHI」は少し慌ただしかったねというと、彼女は友達とレストランに行くと料理が来る間などずっと携帯をいじっていて、大した会話もないけど、今日はいろんなものに集中できて楽しい時間が過ごせたから良かったよ♪との事。
安心しました。
その後、アジアンカフェでデザートを食べたのですが、そこに来るお客達を見て「ここのカフェは人種が一つじゃないんだね。いろんな人種の人たちが集まっているのを見ると、ブラジルみたいで落ち着く」といったのが印象的。
ブラジルって改めてそうなんだな〜と。
それと確かに、行ったカフェはアジアンスタイルのカフェでしたが、お客の人種は千差万別。
保守的な州にありながらもこの辺りの地域、独特の持ち味ではあると思います。
アジア人男性が泣き叫ぶ子供を肩に抱えるのを見かければ、とっても可愛い女の子ですねと笑顔で声をかけ、子供にもあやすように話しかける彼女。
本当にできた良い人なのです。
最後に
今度はブラジリアン・カフェに行こう!という計画を立てています。
「KURA SUSHI」は回転寿司屋とはいえ、日本食が初体験という方にもいろんな種類の食べ物を、少しずつ味わってもらえるというところはとてもおすすめのレストランだと思います。
ただ、フォークだけが残念。
なんなら、マイ・フォークを持参してもらった方がいいかも。
ラーメンも食べにくそうでしたから。
生魚が食べられない友人と一緒に行くとお会計もリーズナブルに済みましたよ♪
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