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-Photo by David–
ジェットコースターのように、目まぐるしい早さでドラマが展開するションダ・ライムズのTVドラマ、How to Get Away with Murder(殺人を無罪にする方法)。
こちらのドラマは、2014年9月よりアメリカのABCチャンネルで放送されたミステリー、スリラードラマです。
フィラデルフィアを舞台とした法廷もので、弁護士であり法学教授でもあるアナリーズ・キーティングが、ロー・スクールの学生たちとさまざまな事件の被告人を弁護してゆきます。
主人公のアナリーズを演じたヴィオラ・デイビスは、このドラマで黒人女性初の主演女優賞を受賞、その他にも二つのSGA賞(全米映画俳優組合賞)、イメージ賞など数々の賞を獲得しました。
今回は、スリル感も満載のサスペンス・ドラマ、「How to Get Away with Murder」について少しだけご紹介します。
あらすじ(シーズン1 第1話)
ストーリーは、ロー・スクールの学生ウェス、コナー、ミカエラ、アッシャー、ローレル5人のフラッシュバックから始まる。
フィラデルフィア、ミドルトン大学で法学教授を務め、敏腕弁護士でもあるアナリーズ・キーティングが受け持つクラスの授業では、”殺人を無罪にする方法”をレクチャーしていた。
取り扱う事件は、広告代理店のCEOであるアーサー・カウフマンが、鎮痛剤と血圧の薬をすり替えられ殺されそうになったという、鎮痛剤殺人未遂のケース。
アナリーズたちの依頼人は、ジーナ・サドウスキー。
アーサーの第二秘書で、愛人でもある女性。
学生たちがジーナに事情聴取をすると、ジーナは無罪を主張する。
アナリーズは、ジーナを無罪に導き出す答えを提出するよう生徒たちに伝え、その中でも優秀な生徒には、優等賞をあげる事そして、キーティング弁護士事務所にインターンとして採用すると告げた。
そして、優秀で、さまざまなバックグラウンドを抱えた5人の生徒が選ばれるのだが・・・。
彼らのフラッシュバックと、解決されてゆくべき事件が重なっていき、ドラマはアッ言う間にラストを迎えます!
放送日:2015年4月18日(日本)
配信会社:アマゾン・プライム・ビデオ、ネットフリックス(日本)/ Hulu、アマゾン・プライム・ビデオ(米国)
邦題:殺人を無罪にする方法
脚本:ピーター・ノワック
製作総指揮:ションダ・ライムズ、ベッツィ・ビアーズ、ビル・デリア、ピーター・ノワック
製作:スコット・コリンズ、トレーシー・ベロモ、ヴィオラ・デイビス(シーズン3)
エピソード:
シーズン1 全15話
シーズン2 全15話
シーズン3 全15話
シーズン4 全15話
シーズン5 全15話
シーズン6 全15話(完結)
出演者:ヴィオラ・デイヴィス、ビリー・ブラウン、アルフレッド・イーノック、ジャック・ファラヒー、アジャ・ナオミ・キング、マット・マクゴリー、カーラ・ソウザ、チャーリー・ウィバー、ライザ・ウェイル、コンラッド・リカモラ
「殺人を無罪にする方法」日本版 予告編
最後に
アナリーズのキャラクターが魅力的なのは、彼女が”素”のままのアフリカン・アメリカン女性の姿を公開し、彼女の強さの裏側にある、弱さと母性を垣間見せているからのように思えます。
”素”のままとは、体のことではなくメイキャップとウィッグを全て取り去り、TVの画面で視聴者に黒人女性の全てを見せたということです。
ナビ海外ドラマの特別インタビューでも、製作総指揮のベッツィがその事について、「アメリカのTVドラマでは、今までに行ったことのない驚くべきシーンをやりました」と言っていて、ションダ・ライムズは「パワフルな黒人女性が開放された瞬間であり、それは、TVを変える歴史的瞬間でした」と。
それに対し、アナリーズを演じたヴィオラもとてもプライベートなシーンに思え、大切な演技だったと答えています。
スキャンダルの主人公、オリビアとはまた違う等身大の黒人女性がヒロインのドラマ「殺人を無罪にする方法(How to Get Away with Murder)」、秋の夜長にもおすすめです♡
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