Widows「妻たちの落とし前」(2018)

Chicago シカゴ

-Photo by Nate

Amazon USAのプライム・ビデオより「Widows」邦題”妻たちの落とし前”を見ました。

Widows by Amazon USA

主演は「How to Get Away with Murder」のヴィオラ・デイヴィス、監督「12 Years a Slave」邦題”それでも夜は明ける”のスティーブ・マックイーン。

そして、エンディングテーマをSade(シャーデー)が飾るという豪華な組み合わせ♡

この作品は、アメリカとイギリス共同制作のクライム・サスペンス映画で、舞台となったのはアメリカ、イリノイ州のシカゴ。

1980年代にイギリスで放送されていたTVドラマ「Widows」がベースになっていたようです。

イギリス人であるスティーブ・マックイーン監督が、11歳の時に初めて見た大人のドラマがこの「Widows」だったそう。

キャストには、リーアム・ニーソン、ミシェル・ロドリゲス、ダニエル・カルーヤ、コリン・ファレルなど豪華な顔ぶれ♪

しかし、リーアム・ニーソンは好きな俳優の一人でしたが最近の言動が懸念されるところ。

数十年前、友人の女性が黒人の男にレイプされたと話したことから「おそらく1週間ぐらい」こん棒を持ってパブの周りを歩き回ったとし、「黒人のろくでなしが出てきて(自分に)因縁をつけてくれないかと願っていた。そうすれば殺せるからだ」と語った。同紙は、インタビューの音声をウェブサイトで公開している。

引用元:Reutersロイター

友人女性の言葉だけで、確実な証拠もないまま因縁をつけてきた黒人を殺そうとしたというリーアム・ニーソンの発言には、アメリカでは歴史的に実際にリンチ事件や冤罪事件に発展した過去があるため、さまざまな議論がネット上で飛び交いました。

アメリカの負の遺産〈リンチ殺人〉のメモリアル / 日刊デジタルクリエイターズ

のちにリーアムは、アメリカABCのTV番組「グッドモーニングアメリカ」に出演し、自分は人種差別主義者ではないと公言して事態は鎮火しましたが。

そんな中ですが、今回は「Widows」のあらすじを少しだけご紹介します!

日本での劇場公開は2019年4月の予定でしたが、残念ながら突然の中止が発表されました。

その後、邦題が「妻たちの落とし前」から「ロスト・マネー」に変更。

しかし、ネット配信やDVDなどで今後見られるチャンスはありそうです。

あらすじ

ヴェロニカの夫であり強盗団のリーダー、ハーリー・ローリングスは犯行の最中、仲間と共にシカゴ警察との銃撃戦で死亡してしまう。

未亡人になってしまった、ヴェロニカ、リンダ、アリスの3人。

亡き夫の突然の死を受け止めきれず、悲嘆に暮れるヴェロニカだったがある日、シカゴの犯罪組織のボスであるジャマルから、ハーリーが彼らから盗んだ200万ドルを返さなければ命の保証はないと脅される。

ヴェロニカは、どうにかこの200万ドルを返済する手立てはないかとハーリーの遺留品を詮索していると、500万ドルの強盗の計画の詳細を書き記した彼のノートブックを見つけた。

この強盗の計画を実行すべく、夫の仲間であった男たちの妻、現在は二人の子供を持つシングルマザーのリンダ、自分を売ってでもお金を稼ぎなさいと強要する実の母親を持つアリスの二人にこの計画を持ちかけるのだが・・・。

DVD・ブルーレイ発売予定日:2019年7月19日(日本)
監督:スティーブ・マックイーン
原作:リンダ・ラ・プランテ
脚本:ギリアン・フリン、スティーブ・マックイーン
製作:イアン・カニング、スティーブ・マックイーン、アルノン・ミルカン、エミール・シャーマン
製作総指揮:ダニエル・バッセク、ローズ・ガーネット、スー・ブルース・スミス、ベルゲン・スワンソン
出演者:ヴィオラ・デイヴィス、リアム・ニーソン、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、コリン・ファレル、ダニエル・カルーヤ、ロバート・デュヴァル、シンシア・エリボ、他
音楽:ハンス・ジマー

「妻たちの落とし前」日本語字幕Ver. 予告編

出典: ナタリー / YouTube

Sade – The Big Unknown

出典:Sade / YouTube

最後に

面白い映画でした。

女性が主人公のクライム・サスペンスものは基本的に好きなんですよね。

「Gone Girl(ゴーン・ガール)」の作者である、ギリアン・フリンが脚本に加わっているためか、ただのクライムドラマに留まらず、中々のサスペンス感が伝わってきたのも良かった。

女性が主人公のクライム映画でふと思い出したのが、1997年に日本で公開された「SET IT OFF(セット・イット・オフ)」。

私は、アメリカでレンタルビデオかケーブルTVで放映されているのを見たんですよね確か。

大して英語が理解できない時代に、日本語の字幕無しで見たのですがとても悲しくて胸が詰まり、やるせない気持ちになったのを覚えています。

サントラは物凄く気に入ったのでCDを購入したのが今も手元に。

今回少しだけあらすじをご紹介した「Widows」は、「SET IT OFF」とは全く仕上がりの違う映画ですからご安心を♡

興味を持たれた方はお見逃しなく!

最新記事はこちらです♪

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください