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Amazon USAのプライム・ビデオより「On the Basis of Sex」邦題「ビリーブ 未来への大逆転」を見ました。
この作品は米国の最高裁判所の判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグ( Ruth Bader Ginsburg頭文字を取ってRBGとも呼ばれている)の半生を描いた伝記映画。
日本でも2019年3月に劇場公開されています。
ルース・ベイダー・ギンズバーグは、アメリカで二人目に判事になった女性で、頭脳明晰な彼女が残した発言はどれを読んでも格好良すぎて、感動して、年のせいか泣けてくる。
しかし、お恥ずかしながら、私がルース・ベイダー・ギンズバーグの存在をはっきりと理解したのはごく最近の事。
きっかけは、アメリカのTV番組の中でもお気に入りのシチュエーション・コメディ番組、「Will & Grace」の中にRBGが(本物ではなかったようですが)出てきたからなのです。
そのシーンがこちら。
夫は”あんな風にRGBが突き飛ばされたらきっと死んじゃうよ。”と心配したくらい小柄な方らしいので、本物でなくてよかった。
数ある映画の中からこれを見よう!と思うきっかけは些細な事だったりします。
映画館で見る予告編や、手に取る雑誌やSNSからの情報だけではまだまだ足りていない感じ。
自分自身が目を通す情報に限りがあるというか、偏りもあるからでしょうね。
いつでも視野は幅広くしておこう。
そんな事ですが、今回は「ビリーブ 未来への大逆転」のあらすじを少しだけご紹介します。
ぜひ、今後の映画選びのご参考までに♪
あらすじ
ルース・ベイダー・ギンズバーグはハーバード大学、法科大学院の1年生。
この時、全学年500人超えの生徒の中で女子学生は9人しかおらず、ルースはこの9人の中の1人。
在学中に結婚した夫、マーティンは2年生でしたが癌にかかってしまい、夫の看病と育児に追われるルース。
2年後、マーティンの癌は回復し無事ニューヨークの法律事務所に雇われる。
ルースはハーバード大学の学部長に、ニューヨーク、コロンビア大学で取得した単位をハーバードの学位に引き継ぎしたいと申し出るが却下されてしまう。
男子生徒の中には許可された人もいるというのに・・・。
公開日:2019年3月22日(日本)
監督:ミミ・レダー
脚本:ダニエル・スティープルマン
出演者:フェリシティ・ジョーンズ、アーミー・ハマー、サム・ウォーターストン、キャシー・ベイツ、ジャスティン・セロー、他
音楽:マイケル・ダナ
「ビリーブ 未来への大逆転」日本版 予告編
最後に
日本語を話せて読み書きできる夫が、たまたま私のブログを覗き邦題タイトルを見て言ったこと。
”ビリーブ?何をビリーブ?この映画はルース・ベイダー・ギンズバーグが女性の権利を獲得した、歴史的話なのにその事がこのタイトルからは全く感じられないね。どうタイトルを理解して興味を持つ?”
いちアメリカ人の個人的意見です。
タイトルに、性別や男女平等にかかわるニュアンスを表現することが、日本では未だにご法度なのかもしれませんね。
それだと観客を呼べなくなると思われたとか。
日本で男女雇用機会均等法が成立してから、35年の月日は経過しているのに日本で女性が男性と同等に生きてゆくには、まだ時間が?
2019年のジェンダー・ギャップリポートで日本は153カ国中、121位で過去最低の記録になったとか。
いやはやなんとも残念です。
どうして下降する。
ランキングの見られるサイトのリンクを貼り付けました。
男女格差、過去最低の世界121位 : 政治・経済分野で遅れが目立つ / nippon.com
映画「ビリーブ 未来への大逆転」は、既に動画配信やレンタルでも見られるようなので、法廷ものの映画がお好きな方や興味の湧いた方はぜひご覧ください♪
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