-Photo by Anugrah Lohiya from Pexels–
米国のネットフリックスよりインディアンドラマ映画、「ザ・ホワイトタイガー」を観ました。
この作品は、インド出身の小説家アラヴィンド・アディガのデビュー作「The White Tiger」が映画化されたもの。
監督を務めたのは、イラン系アメリカ人の映画監督で脚本家でもある、ラミン・バーラニ。
どうして、イラン系アメリカ人の映画監督が、インド映画を手掛けようと思ったのだろうと不思議に思ったので検索。
結果、ラミン・バーラニ監督の父親が主人公バララーマの住む、インドの村のような土地出身だった事がきっかけになったのかなと。
参考にしたサイト(※ネタバレになる内容も含まれています)
No Easy Answers: Ramin Bahrani on The White Tiger / Roger Ebert.com
主演を演じたのはインドの俳優で歌手のアダッシュ・ゴーラフ。
アダーシュ・ゴーラヴ演じるバララーマが少しだけ歌うシーンがあるのですが、シンガー?と思うほど声が通っていたので、やっぱり♪という感じ。
鑑賞していると、解決策の見当たらないインドの貧富の差がだんだん辛く、表現しようのないジレンマも感じてくる映画でしたが、今回はそんな「The White Tiger」のあらすじを少しだけご紹介します。
ぜひ、今後の映画選びのご参考までに。
あらすじ
田舎の村で暮らす少年バララーマは祖母、両親、兄弟と1つ屋根の下で暮らしていた。
奨学金を受け学校に通うはずだったが、父親に病気で先立たれてしまい、生活ができなくなったため、祖母から村の茶屋で働くことを勧められ、学校には戻れなくなる。
しかし、村の地主であるアショックを村で見かけ運命を感じたバララーマは、彼の運転手になるのだ!と心に決め、村を出てゆく覚悟を決めたのだった。
配信日:2021年1月22日(日本、米国)
配信会社:ネットフリックス
監督:ラミン・バーラニ
原作:アラヴィンド・アディガ「The White Tiger」
脚本:ラミン・バーラニ
出演者:アダーシュ・ゴーラヴ、ラージクマール・ラオ、プリヤンカー・チョープラー、他
音楽:ダニー・ベンジ、ソーンダージュリアンズ
「ザ・ホワイトタイガー」日本版 予告編
最後に
インド映画なのかなと思っていたら、アメリカ製作の映画でした。
音楽カッコよかった。
周りにインド系の方が多いので、インド文化にも興味はあり。
映画はフィクションですがカースト制度が排除されたとは言え、現実にも映画のような貧困や差別問題はインドに存在しているんだろうなと想像したら、少々暗くなります。
昔、インド人と仕事を一緒にしていた友人が言ってました。
「カーストでの身分が上の人が社員で、下の人がその上司だったりすると、間に挟まれた時は大変なんだよね」と。
インドの国以外で働く場合は、”カースト制度”など全く関係なく暮らせるのだろうけど、そこでインド人同士が出会うと、それが顔を出してしまう。
厄介ですね…
この土地に引っ越したばかりの頃(約10年前)は、私が住んでるのアメリカだっけ?と疑いたくなるくらいインド系の人々に囲まれて暮らしていましたが、今はほとんどいらっしゃいません。
インド系の皆さまはみな、どこへ?
トランプ政権になり、ビザや永住権の取得が難しくなってしまったから?と思ったりもしましたが。
そんな事ですが、インド事情に興味のある方、”どん底から這い上がっていく系”映画が好きな方はぜひ!
最新記事はこちらです♪