-Photo by Hassan OUAJBIR from Pexels–
以前から気になっていた、「Minari」邦題も「ミナリ」をAmazon USAのプライム・ビデオより観ました♪
この作品はほとんどの言語が韓国語で話されているのですが、アメリカ映画。
ゴールデングローブ賞では最優秀外国語映画賞を受賞。
第74回アメリカのアカデミー賞で、最優秀映画賞を含む6つのノミネートを獲得した作品です。
監督は韓国系アメリカ人のリー・アイザック・チョン。
監督ご自身が移民2世で、ご両親はアーカンソーに農場を所有しているそうで、全てが事実に基づいた物語ではないようですが、半自伝的作品なのだそう。
主演は、「ウォーキング・デッド」のグレン役で一躍スターになった、スティーヴン・ユァン。
私も「ウォーキング・デッド」を見てファンになりました♡
そのせいもあって、グレンが亡くなってからはすっかり見る気が失せてしまい、見ていないんですよね。
ここのローカルな友人にもグレンファンはいて、やはり同じように申しておりました。
スティーヴン・ユァンは製作総指揮にも携わっています。
今回はそんなドラマ映画「ミナリ」のあらすじを少しだけご紹介します!
ぜひ、今後の映画選びのご参考までに♪
あらすじ
韓国から移民したイ一家は、カリフォルニア州からアーカンソー州の田舎に引っ越した。
父親であるジェイコブは、その土地で韓国の農作物を育て生計を立てる事を目標にしている。
一方、妻のモニカは息子の病状を心配しており、病院まで車で1時間もかかる場所に住む事に不安を感じていた。
生活は決して楽ではなかったため、ジェイコブとモニカは、近くにある孵化場でひよこのオスとメスを鑑別して仕分けする仕事につく。
そして、2人が仕事に出ている間、娘と息子を見てもらうためモニカの母親を韓国から呼び寄せる。
アメリカ育ちの幼いデヴィッドは、初めて会った祖母になかなかなつけないでいた。
公開日:2021年3月19日(日本)
監督:リー・アイザック・チョン
脚本:リー・アイザック・チョン
製作:デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー
製作総指揮:ブラッド・ピット、スティーヴン・ユァン
出演者:スティーヴン・ユァン、ハン・イェリ、アラン・キム、ネイル・ケイト・チョー、ユン・ヨジョン、ウィル・パットン、他
音楽:エミール・モッセリ
「ミナリ」日本版 予告編
最後に
精神的に結構、辛いシーンも多いので見ているうちに泣いてしまっていた映画でした。
80年代のインターネットもない時代のアメリカの田舎に私は住めない。
お世話になりましたと荷物まとめてすぐ出て行く。
根性とか我慢強いとか、私の中には一切育たなかった概念です。
祖母役を演じたユン・ヨジョンも良かったな。
そして、韓国語の「ミナリ」は日本語でセリの事だったんですね。
見終えた後に調べてみました。
日本の「ミナリ」公式サイトからの引用は次の通り。
たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められている。
引用元:映画『ミナリ』公式サイト – GAGA
私たちは夫婦ともに、繊細なドラマ映画にはなかなか理解に乏しいのですが、こちらを読んでなるほどなと思った次第です。
アメリカへ移民した人々は、アジア人だけではなく、それはどんな国から来た人々も大変な思いをして、家族と支え合い、地元の人達と交わりながら生きてゆく。
まだ豊かな日本と言われていた時代に、日本で生まれ育った苦労知らずの私は、アメリカで常に夫婦だけで生きている感覚にとらわれがちですが、実際はそうでなくやはり、いろんな人達にも支えられて生きている。
そんな事を思った映画でした。
日本での劇場公開はこれから。
観られる環境にいらっしゃる人はぜひ!
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